【ライフシーン02】村雲様邸

第3章 住まいと生き方

木を贅沢に使ったログハウス調の家で、村雲さんが築き上げるライフスタイルとはどんなものなのでしょうか。
はじまったばかりの夢のスローライフ。その将来像もあわせてお聞きしました。

建ててからの成長や変化が楽しい

小さいころから、自分でモノをつくるのが好きでした。だから家づくりにしてもできるところは自分で手を掛けようと思って。中でも川側にある広いウッドデッキは、最初から自分でつくろうと思って。建築士さんにはそう伝えてスペースだけ空けておいてもらいました。外壁に塗る破水も全部自分たちで塗りましたし、デッキに置いてあるテーブルとベンチも手づくりなんですよ。理想の暮らしは、家だけでなく花や緑あふれる庭に囲まれた、トータルバランスがとれたもの。それを実現するために、この先、カミサンと一緒に玄関周りを綺麗にガーデニングしたいと考えています。

木のある暮らしは、今やっと動き出したところなんです。細かなところをハンドメイドでつくり込んでいるので、歩みはゆっくりですが…。でもその歩みに寄り添うように、家の中の木も1枚1枚が変化していて。薪ストーブのあたたかみで乾燥した木がビシビシッと干割れしたり、縮んで建具の動きが鈍くなったり。メンテナンスが必要なときもありますけど、でも木が変化するのは自然なことで決して悪い動きじゃないと僕は思っています。建てた後にも色々な変化が楽しめる、それも木の家の魅力ですね。

ウッドデッキの写真

木のある暮らしは夢が膨らみます

僕にとってこの家はひとつの夢なんです。ほら、よく子どものころに秘密基地とかつくったじゃないですか。あれと同じで、この家は大人の秘密基地のようなものなんです。
家のあちこちにある木は、節の入り方、色味、縮み具合、触り心地など、それぞれに違った表情を見せます。それを目にする一瞬、一瞬はとても感動的なんですよ。ああ、こういう自然素材に囲まれた暮らしの中にいると、この先もっと心躍る瞬間に出会えるんじゃないかなって。心がウキウキするんです。
この先、木と一緒に互いの変化を楽しみながら、この秘密基地で夢をどんどん膨らませていきたいと思います。

階段の写真
建物外観

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