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- ライフシーン02 村雲様邸
- 第2章
憧れていたログハウス。それを独自のスタイルに変えて、自分だけの“ログハウス”を手に入れた村雲さん。
夢が詰まった木のある暮らしは、こだわりもいっぱい詰まっているのです。
手づくりのウッドデッキは、まわりの方に助けてもらいながら約4ヶ月掛けて仕上げました。デッキ越しに川の流れを見るのは、とっても気持ちがいいですよ。それから僕の影響なのか、息子もモノづくりが好きで、デッキの釘打ちや壁の塗装を手伝ってくれました。それ以外にも、夏休みの作品としてベンチをつくったり、本棚をつくったりと、大人顔負けですね。
- 1広々としたウッドデッキ。
- 2工作好き同士、親子の会話も弾む。
- 3こだわりの外壁は年1回、親子で塗り直す。
- 4デッキの脇にある鳥の餌場も村雲さんの自作。
リビングには存在感のある丸太が天井へと伸びているんです。木の本来の味を楽しみたかったので、加工された角材ではなく、あえて自然のままの凹凸や節のある丸太を使うことにしました。これから磨いて、色に深みを出していくつもりです。リビング奥の和室のこだわりは「ふすま」ですね。普通は紙でできた既製品を選ぶところですが、他との統一感を意識して、上半分に杉、下半分にひのきを使ったオリジナルをオーダーしました。
- 1一目見惚れした丸太は、自然のままの節が美しい。
- 2使われている木は1階と2階の横張りと同じもの。
2階の三角天井は、ログハウスのイメージを狙ったこともありますが、屋根裏をなくして空間にゆとりを持たせたかったんです。天井板は二重になっていて、空気の層をつくり太陽熱を遮断します。窓の数も多くして、山風と川風が気持ちよく抜けるようになっていますし、居心地は最高。また普通は鍼には松などが使われますが、ここも岐阜県の長良杉なんですよ。木目を味わう楽しみがあちこちにあるんです。
- 1全面板張りの天井は木目もとても美しい。
- 2大きな窓は部屋に気持ちいい風を運ぶ。