Concept 想い

地域の森と人、そして自分の手でつくりだす木の家を通じ、自然に寄り添う快適な暮らしを伝えたい 目の前に広がる森の木が自分の家になるということ

長野県の北部に位置し、妙高戸隠連山国立公園の豊かな自然の中にある信濃町。妙高山や黒姫山など北信五岳の山並みを望むこの地は、旧石器時代の遺跡が数多く発掘されるなど、古くから人々の暮らしが根付いていました。大正時代には軽井沢と並ぶ避暑地として、多くの外国人が野尻湖畔に別荘を設けるなど、信濃町の自然は人々の心を癒してきました。

豪雪地域でもある信濃町で育った木は、厳しい寒さのなかでゆっくりと成長し、年輪が詰まった強度の高い木材に生まれ変わります。わたしたちは、そんな森林の恵みを暮らしの中で感じられるように、地域の気候風土を熟知し、高い技術を持つ地元の専門家の力を生かし、町産材を使った味わい深い家づくりのご提供を考えました。

さらに、つくり手と住まい手が信濃町の森に入り、木材となる木を自らが選び、植林も行うなど、新しい試みも積極的に取り入れています。地域の自然にふれることで、家への愛着と森への愛情が深まり、木を感じる暮らしが、あわただしい毎日に安らぎや癒しをもたらしてくれると考えています。

信濃町の森を守るためには、人が手を加えて木を伐採し、適度に消費すること、すなわち林業の良好な循環が不可欠です。わたしたちは、ここでしかできないサービスを提供することで、信濃町の自然、ひいては日本の自然を守ることに繋がると考えています。また、自然の中で暮らすことの豊かさをたくさんの方に知っていただくことも、森のふもとで生きるわたしたちの使命だと考えています。


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